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紀学同窓会長 挨拶

(2013.10.1 更新)
 紀学同窓会長 宮 渉



  毎日暑い日が続いております。同窓会会員の皆様には如何お過ごしでしょうか。二年に一度の会報を通して久しぶりのご挨拶となります。
 紀学同窓会もあと二か年余で、創立百四十周年を迎えることになります。この間、その時々にあたり皆様のご尽力・ご協力のおかげでたゆまぬ活動を続けて参ることが出来ました。何よりうれしく、感謝いたすところです。
さて、私たち紀学同窓会の現在の動向について紹介したいと思います。まず現在会員数は二万四千二百八十四名(平成二五年六月現在)です。中身は県内八支部、県外五支部となっています。年に一度の評議委員会では各支部の会務報告や事業計画について審議しています。同時に大学との関わりについても、常に前向きに意見交換をしています。皆様方もご理解をいただいている「ホームカミングデー」や「ホームページ」などへの参加、活用促進など再三議論に乗せられます。その他教育学部としての活動ですが、各支部からの報告でご承知と思いますが当学部の教員志望学生の合格率は厳しくなっているのは事実です。しかし、学部の教授方のご指導のおかげで全国的にも上位に位置するまでに成果を上げ、同窓会としても大いに喜んでいる次第です。 合格率上昇の手だてとして、紀学同窓会では大学の要請を受け、ここ数年来「面接指導活動」を行っています。対象は、教員志望の学生共々企業関連を志望する学生も含め、教育学部のほぼ全学生(四回生)です。面接者は同窓会有志の方々にお願いしています。「どこへ出しても恥ずかしくない若者は少なくなった」と嘆いたという、ある企業家の言葉を思い出します。恥ずかしくないとは、国内外を問わず通用する人間です。言葉、服装、態度など時を悟り、場所をわきまえていることば大切です。常に他者と共に在ることを心にとめ、その上で己を生かす才覚をもつ、ということになるのでしょうか、つまり「強靭な人間力」そのものが求められている時代なのだと思います。こういった意味でも、「面接指導活動」は大事な役割の一端を担っていることを自負していいのではないかと思います。 次に、今後の活動の課題について少し考えてみたいと思います。今、青少年を取り巻く課題は多岐多様にわたり、その対応には学校、家庭地域等広い視野と連携が求められます。「自分たちに出来ることは何か」を探る声も上がりますが、これには何かと問題も多く、なお熟考しなければならないと考えます。私ごとになりますが退職以来、ひたすら地域に参加をしてきました。それまで怠っていた近隣の人たちと繋がるにつれ、常に子どもやお年寄りに呼びかける声があり、細やかな気配りがあることに気づきました。教育現場での経験とノウハウを生かすはずの場所から、多くを学ばせてもらっています。 母校の奥山の根上がり松、弱っていたのに、専門家の努力でよみがえったとか。元気をもらいに見に行ってみませんか。もう年だから、は禁句ですね。
※以上は、2013年10月更新。紀学同窓会会報より転載。
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