会長挨拶

昭和・平成そして令和へ
紀学同窓会長 中井 澄明

 和歌山大学は、今年大学創立七十周年を迎えます。
 昭和二四(一九四九)年五月三一日、師範学校(女子部は昭和十八年に男子部と合併)、青年師範学校、経済専門学校を包括して、和歌山大学が真砂の地に学芸学部、高松の地に経済学部が設置されて発足しました。それから七十年、令和元年に大学創立七十周年を迎えることになりました。
 この七十年間、幾多の変遷を経て今日の姿となっています。学芸学部については、昭和四一年教育学部と改称し、昭和六十年栄谷の地に全学と共に移転し、旧真砂の地には、附属小・中学校が建設されました。今はレンガ造りの正門と、かつての奥山の地にただ一樹残っている根上がり松のみが昔日を思い出す縁となっています。
 そして、平成七年にシステム工学部が、同二十年には観光学部が設置され四学部の総合大学となりました。
 平成十六年四月、大学制度が大きく改革され、国立大学法人和歌山大学が発足し、財政的に今までとは異なった状況となりました。また人口の高齢化、児童数減少、学校統廃合からくる教員採用数の減少等が教育学部の定員減少につながり課題となってきました。
 紀学同窓会は、昭和五十年十一月十五日、和歌山大学教育学部百周年記念式典が母校の講堂で開かれ、参加者多数で溢れる盛況で、祝賀会は体育館に入りきれず、運動場に天幕を張って行うような始末でした。日頃は各期同級会などで、横のつながりを通じてそれぞれ旧交を温めていたが、この機会に縦のつながりに発展させようと奥山同級会連合を開催し、紀学同窓会の再発足がなされました。
 百周年記念式典を契機に昭和五四年五月、お互いのコミュニケーションの場をつくるため会報を発行することとなりました。現在会報は財政上の都合で、二年に一度の発行となっていますが、日本の各地で活躍する同窓会員の心を繋ぐ絆となるよう祈っています。

※以上は、2019年11月更新。紀学同窓会会報より転載。