和歌山大学教育学部が創立150周年を迎え、記念式典が開かれました。

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和歌山大学教育学部は、その前身である和歌山師範学校創立(1875年月創立)より数えて150年目を迎えました。令和7年9月25日(土)の午後、和歌山大学のホームカミングデーの開催に合わせて母校創立150周年記念式典が開催されました。
午前に行われたホームカミングデーの諸行事に続いて、午後1時より式典の会場となる教育学部L-101教室前で受付が始まりました。来賓、名誉教授、一般会員等に分かれた受付に三々五々参加者が来られるようになると、そこここで久方ぶりの再開を喜ぶ姿が見受けられました。

式典は、午後2時より池田 拓人 教育学部副学長の力強い開会の辞で始まりました。まず、本山 貢 和歌山大学長の式辞が行われ、150年の長きにわたって教員養成を行ってきた教育学部の功績を紹介し、多い時には200余名の卒業生を輩出していた時を経て、現在は135名にまで減少している定員の現状をも憂えながらもさらなる学びを推進し、地域の教育発展に寄与していきたいとの決意を述べられました。
続いて、来賓代表して岡村 周成 紀学同窓会長が祝辞を述べ、昨年度より学部と一心同体で準備をして来たので来賓というよりは主催者の心づもりでいると披露、150周年を記念して同窓会の視点で記念誌の編集・発刊を行ったと述べました。記念誌の前半は、存命されている98才の先輩より託された資料を掲載し、戦前の師範学校の様子を紹介。後半は、コロナ禍の時期における教育の推進、学校運営の苦労について掲載していることを紹介しました。
その後、出席された来賓の紹介があり、今西 宏行 和歌山県教育委員会教育長をはじめとして出席された和歌山市、泉南地域各市、町の教育長が紹介されました。
記念行事の最後は、京都大学名誉教授 喜多 一(はじめ) 氏が、「ICTが開く教育の未来」という演題で記念講演が行われました。
公演終了後、山崎 由可里 和歌山大学教育学部長が閉会の挨拶を行い、未来のために今何をするかは若手の働きに掛かっているとエールを送られました。

記念式典の終了後は、懇親茶話会がL-201教室において開かれ、記念式典の厳かな雰囲気から一転して、お茶などのソフトドリンクとサンドイッチやお菓子などが目の前に並ぶ和やかな雰囲気の会が持たれました。会の準備責任者である豊田 崇充 教育学部教授の挨拶を始まりの合図として準備係の教職員や学生の皆さんのお世話で楽しい会がスタートしました。会の途中から大江 嘉幸 同窓会副会長の司会で式典と茶話会に出席された名誉教授の方々の近況報告を含めたスピーチがなされ、懐かしい声を拝聴することができました。楽しい会の時間は、あっという間に過ぎ閉会を迎え、会の締めとして本山学長が終わりの挨拶をされ、楽しい内に散会となりました。
秋晴れの中、式典・茶話会とも無事に終えることができ、有意義な時間を送ることができ、未来に向けて新たな1ページを記すことができました。