和歌山地理学会は1980年に和歌山大学教育学部地理学教室内に事務局を置いて設立されました。初代会長は小池洋一教授(故人)で以来30年間活動を続けてきましたが2011年3月をもって活動を停止することとなりました。この間、年2〜3会の例会開催と会報の発行(最終No84)、年報(最終29号)の刊行を主な活動としてきました。1987年には関空開設前の和歌山市および紀ノ川流域の共同調査を実施し2000年には日本学術会議の登録学術団体となり他の学会と共催して大会を行ったりしてきました。会員数は150名近くにまで達した時期もありその大半は紀学同窓生で占められていました。しかし、高齢化で退会者が増える一方で新規の会員が増えず、30年を区切りとして活動の停止に至りました。 解散総会(3月5日)に続いて、定年退職を迎える水田義一教授(現会長)の講演会・祝賀会が催されました。 尚、今後は地域への貢献を主たる目的として、学外に「和歌山地理学研究所」の設立への取り組みが始まっているとのことでした。 |